体の重心がズレていると大変なことになる

ここでは、体の重心がズレているとどうなるのかについて解説いたします。

 

様々な心身の不調を根本から改善していかれたい方や未然に防いでいかれたい方は、参考にされてください。

体の重心とは

 

人は地球上で生きている限り、常に重力の影響を受け続けています。

 

そして、体のバランスを保ちながら生活をしていくために、常に体のどこかで重心をとっています。

 

 

「体の重心」というものは、分かりやすくいいますと、体重を主に支えている部分のことです。

 

ちなみに、「理想的な重心」というものは、立った状態でいいますと、踵(かかと)の中心になります。

 

 

 

 

つまり、立った状態でいいますと、両足の踵の中心に均等に体重がかかっている状態が理想的な状態といえるのです。

 

しかし、特に何らかの心身の不調を感じている方は、その体の重心がズレていることが非常に多いものです。

理想的な重心線

ここで、2枚の写真を見ていただこうと思います。

 

 

 

この2枚の写真をご覧になられて、このモデルの方は、理想的な重心がとれていると思われますか?

 

一見、姿勢が良いように見えて、理想的な重心もとれていると思われるかもしれません。

 

しかし、このモデルの方は、理想的な重心から大きくズレています。

 

 

ちなみに、理想的な重心の位置から垂直に緑の線を引いてみますと、以下の写真のようになります。

 

 

 

 

私はこの緑の線のことを「理想的な重心線」と呼んでいます。

 

この理想的な重心線は、本来は体の中心を通っているべきものです。

 

このように線を引いてみますと、このモデルの方がどれだけ理想的な重心からズレているのか一目瞭然かと思われます。

体の重心がズレているとどうなる?

以上のモデルの方の今の重心の位置から垂直に青の線を引いてみますと、以下の写真のようになります。

 

 

 

 

ちなみに、このモデルの方は、「正しい姿勢で立てている」と思われているようです。

 

しかし、実際には、かなり前側に体重がかかっていて、さらに左足寄りに体重がかかっています。

 

つまり、このモデルの方は、理想的な重心線からズレている状態が正常な状態と認識してしまっているわけです。

 

 

 

 

以上のように、体の重心がズレていればいるほど、全身の構造が崩れた状態が続くことになります。

 

また、全身の構造が崩れた状態が続くことによって、体のあちこちの筋肉が緊張した状態が続くことになります。

 

さらに、体のあちこちの関節にも余計な負担をかけ続けることにもなってしまいます。

 

そして、その結果として体のあちこちが痛むようになってきます。

 

 

 

 

以上のモデルの方は、たとえ今は何も不調を感じていなくても、いずれ様々な心身の不調を感じるようになってくるはずです。

 

特に体の痛めやすい部分としましては、左側の足首や膝や股関節、腰や首も痛める可能性が高いと考えられます。

 

 

さらに、以下のようなことをしながら痛みをごまかしておりますと、最終的には病院で手術を勧められることにもなりかねません。

 

  • 痛みを緩和させる薬を飲む。
  • 痛みを緩和させる薬を塗る。
  • 痛みを緩和させるシップを貼る。
  • 痛みを緩和させる注射を打つ。
  • 温かいお風呂に入って寝て体を休める。
  • テーピングやサポーターなどで患部への負担を軽減させる。
  • ストレッチや筋トレを行う。
  • 患部を按摩、マッサージ、指圧、鍼、灸、電気治療器などで刺激を与える。

 

そのため、様々な心身の不調を根本から改善していったり未然に防いでいかれたい方は、体の重心のズレを直していかれた方がいいでしょう。

体の重心のズレを直す方法

 

では、以上のように体の重心がズレている場合、どのようにして直していけばいいのか。

 

それは、立った状態でいいますと、両足の踵の中心に均等に体重がかかるように意識しながら立つようにしていくといいといえます。

 

 

なかには、両足の踵の中心に均等に体重がかかるようにすることで、後ろ側に倒れそうになってしまう方もおられるかと思われます。

 

しかし、そうなってしまうのは、全身の構造が崩れていて、あちこちの筋肉の緊張バランスが崩れた状態が定着してしまっているからです。

 

そのため、そのように感じられる場合は、毎日全身を正常な構造へと導きながら定着させていく必要もあります。

 

 

 

 

ちなみに、ヒールの高い靴を履いておりますと、必然的に重心が前側に大きくズレてしまいますので、履物としましては望ましくありません。

 

ヒールの高い靴を履かない方がいい理由について詳しく知りたい方は、以下のページもご覧ください。

 

皆様へのアドバイス

 

今回お伝えしたことは、立っている時の理想的な重心のとり方ですが、人は歩く時も座る時も寝る時も、常に体のどこかで重心をとっているものです。

 

いくら全身の構造を整えていっても、この体の重心が理想的な重心からズレておりますと、遅かれ早かれ、また元の崩れた構造へと戻っていってしまいます。

 

単にお店で全身をケアしてもらったり、自分自身で全身をケアしていくだけではなく、こういった体の重心というものも意識しながら過ごしていかれた方がいいでしょう。

 

ちなみに、常に理想的な重心を意識しながら過ごしていくだけでも、全身の構造はある程度までは整っていきます。

 

 

この記事をご覧いただいているあなたも、是非ご自身でチェックしてみてください。

 

もし、現在の重心線が理想的な重心線からズレているようでしたら、今のうちに修正しておかれた方がいいでしょう。