
ここでは、骨盤矯正で太ももが細くなる理由と正しい座り方について解説いたします。
なぜ骨盤矯正で太ももが細くなるのか気になる方、また正しい座り方が気になる方は、参考にされてください。
骨盤矯正とは
骨盤矯正というものは、骨盤の傾きを正常な傾きに矯正することをいいます。
骨盤は体の中心部分にある骨ですので、その骨盤の傾きが崩れておりますと、全身のスタイルが崩れるだけではなく、様々な心身の不調が表れることもあります。
そのため、骨盤の傾きが崩れている場合は、なるべく正常な傾きに整えていった方がいいものです。
ちなみに、骨盤の傾きは、整体院や整骨院などで矯正してもらうこともできます。
しかし、今までと同じような姿勢で過ごしておりますと、遅かれ早かれ、元の崩れた状態へと戻っていってしまいます。
これは、どれだけ優れた施術者に施術をしてもらっても同じことです。
そのため、骨盤を正常な傾きに整えて維持していくためには、自分自身で正しい姿勢を意識して過ごしていくことが必要不可欠となります。
骨盤矯正で太ももが細くなる理由
骨盤矯正を受けて骨盤が正常な傾きになりますと、骨盤と関連している筋肉の緊張バランスが整います。
ちなみに、骨盤と関連している筋肉の緊張バランスが整いますと、以下のようにスタイルが変化します。
- お尻が垂れ下がっていた場合は、ヒップアップする。
- お尻が大きかった場合は、お尻が小さくなる。
- お腹が出ていた場合は、お腹が引っ込む。
- 猫背になっていた場合は、ある程度猫背が矯正される。
- バストの位置が下がっていた場合は、バストの位置が上がる。
- 太ももが太かった場合は、太ももが細くなる。
骨盤を矯正することで、お尻から上の部分に変化があることは、想像しやすいことかと思われます。
しかし、骨盤を矯正しますと、太ももが細くなることもあります。
なぜ、骨盤を矯正すると太ももが細くなることもあるのか。
それは、骨盤を矯正することで股関節も同時にある程度矯正されるからです。
ちなみに、骨盤の傾きと股関節が矯正されますと、大腿骨の大転子(お尻の横から外側に出っ張った脚の骨)が内側に引っ込むことがあります。
また、骨盤の傾きと股関節が矯正されますと、お尻や脚の筋肉の緊張バランスが整って筋肉の厚みが薄くなり、血液やリンパの流れが正常化されて余計なむくみもなくなります。
つまり、そのような体の構造の変化によって太ももが細くなるわけなのです。
もちろん、骨盤矯正によって太ももが細くなる程度にも限度があります。
どんどん太ももを細くしていくためには、余分な脂肪を落としていく必要もあります。
自分自身で骨盤を矯正していく方法
骨盤矯正は、自分自身でも行なっていくことができるものです。
自分自身で骨盤を矯正していかれたい方は、骨盤周りだけではなく、全身の筋肉のねじれをとっていくような体操をしていかれるといいでしょう。
毎日全身の筋肉のねじれをとっていくような体操をしていかれることで、骨盤も含めて全身の構造を整えていくことができます。
ポイントとしましては、以上の写真のように力ずくで伸ばしていくようなストレッチをしていくのではなく、できる限り脱力した状態で体を動かしていかれた方がいいでしょう。
できる限り脱力した状態で動かしていくことによって、楽に自然に全身の構造を整えていくことができます。
ちなみに、当店では、そのようなセルフケアの方法もお伝えしておりますが、特に念入りにお伝えしていることが他にあります。
それは、耳が痛いと思う方もおられるかもしれませんが、日頃の姿勢についてです(^^)
正しい座り方
当店では、骨盤の傾きが崩れている方には、特に正しい座り方について念入りにお伝えしております。
ちなみに、正しい座り方といいますのは、真横から見た場合に90度になる角度で座ることです。
厳密に言いますと、平面の椅子にお尻を突き出した状態でお尻をつけて、真横から見た場合に90度になる角度まで上体を起こして座ることです。
さらに、膝も真横から見た場合に90度になる角度に曲げ、しっかりと踵(かかと)も床に着いている状態であればベストです。
日頃からそのような正しい座り方をしているだけでも、ある程度骨盤を矯正していくことができます。
また、日頃からそのような角度で座るようにしていくことで、骨盤の傾きが整った状態を維持していくこともできます。
骨盤の傾きが崩れている原因は、自分自身が作っているものに他なりません。
本気で骨盤を矯正していかれたい方は、施術者に頼り続けていくのではなく、是非自分自身で積極的に取り組むようにしていかれてください。