- なんで痩せの大食いの人たちは太らないのかな?
- 痩せの大食いの人たちは普段どんな食事をしてるのかな?
- 痩せの大食いになれる方法ってあるのかな?
この記事では、そのような疑問を解決できます。
興味がある方は、参考にされてください。
痩せの大食いとは
一般的には、食べ物をたくさん食べれば食べるほど、人の体は太っていってしまうものです。
しかし、世の中には、「痩せの大食い」と呼ばれている人たちがいます。
ちなみに、「痩せの大食い」とは、たくさん食べることができて太りにくい体質の人のことをいいます。
食べることが好きな方であれば、「いつ何をどれだけ食べても太らない体になりたい」と思っている方もおられることでしょう。
しかし、「いつ何をどれだけ食べても太らない」ということは、何かにおいて問題があります。
そこで、以下、痩せの大食いの人たちが太らない理由について解説いたします。
痩せの大食いの人たちが太らない理由
そもそも、人の体質というものは千差万別です。
痩せの大食いの人たちが太らない理由も千差万別ですので、一概に何が理由なのかは言えません。
しかし、痩せの大食いの人たちには、共通している体質の特徴がいくつかあります。
それは、主に以下の4つです。
痩せの大食いの人たちに共通している体質の特徴
- 食べても血糖値が上がりにくい体質
- 食べた分だけ胃が異常に伸び広がる体質
- 胃の弁が緩くて蠕動運動が活発な体質
- 褐色脂肪細胞の運動が活発な体質
以下、上記の4つの特徴について分かりやすく解説いたします。
(1)食べても血糖値が上がりにくい体質
一般的には、人は食べ物を食べると血糖値が上がるものです。
しかし、痩せの大食いの人たちは、「食べ物を食べても血糖値が上がりにくい体質」であることが多いようです。
「食べ物を食べても血糖値が上がりにくい」ということは、「食べ物を食べても満腹感が得られにくい」ということになります。
そのため、一般的な人たちと比べますと、「たくさん食べられる」ということになるのです。
(2)食べた分だけ胃が異常に伸び広がる体質
一般的には、人は食べ物を胃の中に入れると胃が膨張し、ある一定の大きさになった時には、それ以上に食べ物を受け付けられなくなってしまうものです。
しかし、痩せの大食いの人たちは、「食べ物を食べた分だけ胃が異常に伸び広がる体質」であることが多いようです。
「食べた分だけ胃が異常に伸び広がる」ということは、「胃が伸び広がる分だけ食べられる」ということになります。
そのため、一般的な人たちと比べますと、「たくさん食べられる」ということになるのです。
(3)胃の弁が緩くて蠕動運動が活発な体質
一般的には、人の胃の弁(出口)は狭く、胃の中に入れた飲食物は胃の中にとどまり、緩やかに消化・吸収されて排出されていきます。
しかし、痩せの大食いの人たちは、「胃の弁が緩くて蠕動運動(飲食物を下方に押し流していく運動)が活発な体質」であることが多いようです。
「胃の弁が緩くて蠕動運動が活発な体質」ということは、「食べたものが胃の中にとどまる時間が短く、あまり消化・吸収されずに排出される」ということになります。
そのため、一般的な人たちと比べますと、「たくさん食べても太らない」ということになるのです。
(4)褐色脂肪細胞の運動が活発な体質
一般的には、人の体内では、褐色脂肪細胞という脂肪を分解して熱を発生させる細胞が適度に活動しています。
しかし、痩せの大食いの人たちは、「褐色脂肪細胞の運動が活発な体質」であることが多いようです。
「褐色脂肪細胞の運動が活発な体質」ということは、「いくら食べ物を食べても脂肪がつきにくい」ということになります。
そのため、一般的な人たちと比べますと、「たくさん食べても太らない」ということになるのです。
痩せの大食いになるにはどうすればいい?
ネット上では、痩せの大食いになる方法として、以下のような方法が提唱されていることがあります。
痩せの大食いになる方法としてよく提唱されていること
- 起床時に温かいレモン水を飲むようにする。
- 食前に野菜ジュースを飲むようにする。
- 夕食後に温めたヨーグルトを食べるようにする。
- 毎日頻繁に水を飲むようにする。
確かに、以上のような方法を毎日行っていきますと、代謝が良くなっていく可能性はありますので、今までよりも太りにくくなれる可能性はあります。
しかし、いくら以上のような方法を行っていっても瘦せの大食いにはなれません。
なぜなら、前述のように、瘦せの大食いの体質は先天的な異常体質であるため、以上のような方法によってなるものではないからです。
また、昔からテレビや雑誌などで「首や肩や肩甲骨辺りを動かしたり冷やしたりすることで褐色脂肪細胞が刺激されるため、ダイエットに効果的」と言われていることがあります。
近年でも、スタイルの良い健康系のユーチューバーなどが「褐色脂肪細胞が集中して存在しているこの辺りをこうやって刺激していくことでダイエット効果が期待できる」と紹介していることもあります。
しかし、その科学的根拠はあまりにも乏しいものです。
そもそも、褐色脂肪細胞というものは、加齢に伴って減少していくものです。
褐色脂肪細胞が集中して存在している部分を多少動かしたり冷やしたりするだけで、「褐色脂肪細胞の数が劇的に増えて活発化する」とは言えないものです。
つまり、「肩甲骨辺りなどを刺激するだけで減量できる」とは言えないものなのです。
もちろん、「肩甲骨辺りなどを刺激していくだけで痩せの大食いになれる」ということもありません。
そもそも、痩せの大食いの人たちは、昔から肩甲骨辺りなどを刺激しておりませんので、そのことからも分かることかと思われます。
ただし、全身の構造を整えることにおいては、ボディラインが良くなるだけではなく、体内の循環も良くなりますので、健康的にも美容的にも非常に有意義なことです。
場合によっては、代謝も良くなって減量に繋がることもあります。
そのため、今よりも健やかな美しい体へと変えていかれたい方は、毎日全身の構造を整えていくようにされた方がいいでしょう。
ちなみに、アメリカのベテラン女優であるジョディ・フォスターさんは、昔から「ストレッチポールを使って肩甲骨辺りを刺激し、褐色脂肪細胞を活性化させることで理想的な体型を維持している」とも言われています。
しかし、それは実際には肩甲骨辺りを刺激して褐色脂肪細胞を活性化させているのではなく、定期的に全身の構造を整えて体内の循環(代謝)を正常化させていることでスタイルを維持されているものと考えられます。
ストレッチポールを使って体の構造を整えていくことに興味がある方は、以下のページをご覧ください。
痩せの大食いの人たちの食事内容
前述のように、痩せの大食いの人たちは、いつ何をどれだけ食べても太りにくい体質ですので、日頃どのような食事をしているのか興味がある方もおられることでしょう。
ちなみに、痩せの大食いの人たちにも、食べ物の好みや食費の上限などが異なりますので、日頃の食事内容は千差万別のようです。
例えば、食べることが好きで経済的に余裕がある痩せの大食いの人たちの中には、単純に食べたいものを好きなだけ食べている人もいれば、栄養バランスを考慮しながら適量しか食べていない人もいるようです。
逆に、食べることにあまり興味がなかったり経済的に余裕がない痩せの大食いの人たちは、とにかく安くて空腹感をなくせる食事(米や粉ものなどの炭水化物系の食事)をされている人が多いようです。
痩せの大食いの人たちは、前述のような体質であることから、食事内容によって体型に大きな変化は見られないようです。
ただし、過度の偏食や暴食は体にとって良いことではありませんので、たとえ痩せの大食いであっても、なるべく適度な食事を心がけていかれた方がいいでしょう。
痩せの大食いは羨ましい?ずるい?むかつく?
食べることが好きな方は、痩せの大食いの人たちのことを「羨ましい」と思うこともあるでしょう。
特に、テレビやYouTubeなどで美味しそうな食べ物をたくさん食べているスリムな女性の映像を観られた時には、「羨ましい」を通り越して、「ずるい」「むかつく」と思う方もおられることでしょう。
しかし、痩せの大食いの人たちにも、それなりの悩みがあるようです。
例えば、
- 一般的な分量の食事では満足できない。
- 誰かと食事をする時に食事の量が合わせにくい。
- 食費が高くつく傾向がある。
- いくら食べても貧相な体型のまま。
といったような悩みがあるようです。
そのため、「痩せの大食い」という体質は、一概に「羨ましい体質」などとは言えないものなのです。
もちろん、「ずるい」「むかつく」などといったネガティブなことを思うことも精神衛生上良くはありません。
どうしてもそのようなネガティブなことを思ってしまう方は、なるべく痩せの大食いの人たちの映像を観ないようにされた方がいいでしょう。
無料で楽にできる健康的なダイエット法
実は、私は20代後半までは、いつ何をどれだけ食べても太りにくい体質でした。
「痩せの大食い」というほどではありませんでしたが、今よりも食欲が旺盛で代謝も良かったことは確かです。
しかし、30代前半頃からは、食べれば食べるほど太るようになってきました。
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